伝統と現代の融合をめざして教育の現代化のためには、伝統に立脚しつつ伝統を超えねばならない──中国教育学会会長である著者が、古代中国文化の創造期から改革開放の現在に至るまで、教育の内容・制度の変遷を中心に精細な考察を行い、中国教育通史としても第一級の本書は、あくまで「温故知新」すなわち歴史を顧みつつ現在を追究する精神に貫かれている。随所に閃く卓見が、特に結論の章において、単に中国に関する提言を超えて万人必読の教育観に凝結した労作。
タイトル | 中国教育の文化的基盤 |
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刊行日 | 2009年06月01日 |
著者 | 顧明遠著 大塚豊監訳 |
定価 | 3600+税) |
ISBN | 978-4-88713-923-7 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 344 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
日本語版への序・原著者まえがき・監訳者まえがき
序 論
第1章 教育と文化
第2章 中国文化とその基本的特徴
第3章 中国伝統文化の類型、性質と基本精神
第4章 中国の教育伝統とその基本的特質
第5章 中国伝統文化の中国教育に対する影響
第6章 西洋の学問の東漸と中国教育の現代化
第7章 西洋教育制度と教育思想の中国教育に対する影響
第8章 中国におけるマルクス主義の伝播とマルクス主義教育思想の誕生
第9章 中国の教育におけるソ連の教育の影響
第10章 改革開放と教育思想の多元化
第11章 結論:中国教育の現代化の道を探る
原著者あとがき
事項索引
人名索引
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