立ちはだかる難問超克の方途は?いま日本の大学の前には、困難だが超えねばならぬ目標が屹立している。財政支出停滞の中、一層の質と機能の強化──この難問突破に向けて、国家、大学関係者、国民の創意と努力をいかに傾注すべきか。公財政支出、授業料、奨学金はじめ、大学経営の基盤をなす財政問題を中心に、国立・私立大学双方にわたり、日本と諸外国の豊富な事例を交え、今日の大学のなすべき方途を具体的・的確に分析・考察した労作。
タイトル | 大学の財政と経営 |
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刊行日 | 2009年7月1日 |
著者 | 丸山文裕 |
定価 | ¥3520+税) |
ISBN | 978-4-88713-926-8 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 248 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序章 高等教育における財政財務と経営管理の研究
第1 部 大学の財政第
1 章 高等教育への公財政支出第
2 章 高等教育のファンディングと大学の授業料第
3 章 国立大学の財政と財務
第4 章 私立大学の財政
第2 部 国立大学の法人化と授業料
第5 章 国立大学法人化と私立大学
第6 章 日本とスウェーデンの国立大学改革
第6 章 附論1 フィンランドの高等教育
第6 章 附論2 デンマークの高等教育の資金配分
第6 章 附論3 ポルトガルの高等教育改革
第7 章 国立大学法人化後の授業料
第7 章 附論 東大の授業料をめぐる動き
第3 部 大学の経営
第8 章 私立大学の経営環境
第9 章 学生募集のための授業料と奨学金
第10 章 私学経営と授業料
第10 章 附論 学校法人の資金調達
第11 章 学生支援サービス
第12 章 アメリカの私立大学経営
第13 章 アメリカの大学における基本財産管理
第13 章 附論 日本の私学の資産管理
第14 章 アメリカにおける家計の大学教育資金の調達
参考文献
索 引
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