オブジェ、ブリコラージュそして脱中心的綜合一元的・専制的自我が俯瞰する美から、動的・多元的脳内ネットワークが創発する美へ──人間観・社会観における新パラダイムの曙光に即応し、爛熟し崩壊しつつある近代芸術理論を超えて、最新の分散並列型コンピュータ・システムとの類推のもと展開される、著者長年の脱計算美学探究に基づく、直截・脱定型的な「プリミティヴ」芸術理論の登場。
タイトル | ネットワーク美学の誕生 |
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サブタイトル | 「下からの綜合」の世界に向けて |
刊行日 | 2009年11月1日 |
著者 | 川野洋著 |
定価 | 3600+税) |
ISBN | 978-4-88713-938-1 |
Cコード | 3070 |
ページ数 | 296 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
1章 近代芸術の生成と解体
2章 新しい感性論を構想する
3章 新しい情報科学がもたらすアイデア──分散並列処理
4章 記号表現のプラグマティクス
5章 新しい世界を創る逆メタファ
6章 オブジェ──世界を創る素材
7章 主題場
8章 下からの綜合──ディレクターと設計図のない創造
9章 創発する新しい世界
10章 追補:感性の生まれ出る仕組み
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