限界的状況における「自立と支援」の新展開阪神大震災の下、ノーマライゼーションや共生の理念に反し、障害者は救済から阻害され「震災弱者」と化した。この状況下特筆すべき活動を行ってきた「被災地障害者センター」等の支援団体の活動を、障害者─支援者─周辺第三者の三者関係を焦点に調査・考察した本書は、社会学における相互行為論の具体的展開であるとともに、自助的自立の対極をなす「媒介を介しての自立」観を通じ、全ての自立と支援問題に対し大きな示唆となるに違いない。
タイトル | 自立と支援の社会学 |
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サブタイトル | 阪神大震災とボランティア |
刊行日 | 2010年9月1日 |
著者 | 佐藤恵 |
定価 | ¥3520+税) |
ISBN | 978-4-88713-949-7 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 232 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はしがき序章 自立と支援第1章 自立支援のリアリティ第2章 「出会い」の創出第3章 自己レイベリングからの脱出第4章 自己決定の相互性─アドボカシー再考第5章 「支え合い」の技法─ミッションの再帰性第6章 弱連結ネットワーク第7章 「市民の共感」に向けて第8章 行政との関係─対決ではなく内側からおわりに引用文献あとがき索引
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