予測を超えた自己創出こそ学びだ当人や教師が定めたプログラムに応答しながら、いつか既定の計画を超えた何ものかが生み出されている──学びとはそうした偶有性を孕んだ営みであり、さらにこの予期せざる偶有性が学びの楽しさを増大し、自己創出的な学びのシステムを重層的に喚起・促進する。山梨学院大附属小の「学びの共同体」志向授業担当教師自身による実践報告を中心とした本書が証す、相互の存在確認を伴う「協同活動」としての授業の予測を超えた活力溢れる成果。
タイトル | 学びを支える活動へ |
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サブタイトル | 存在論の深みから |
刊行日 | 2010年4月1日 |
著者 | 田中智志編著 |
定価 | ¥2200(本体¥2000+税) |
ISBN | 978-4-88713-977-0 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 208 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
序章 学びを支える活動へ(田中智志)―存在論の深みから
第1章 景気のよいケーキ屋さん(瀬端淳一郎)―アントレプレナー教育
第2章 かけ算の物語を創る(樫原伸介)―子どもたちは予想外
第3章 言いにくいことを伝える(遠藤清香)―コミュニケーション・スキルを学ぶ
第4章 「ずれ」の解消を求めて(小林祐一)―ガリレオの「振り子の等時性」
第5章 レインボーカクテルを作る(市川 寛)―学び方を学ぶ活動
第6章 差異の看過から豊かな思考へ(石田恭一)―「きつねの窓」の読みあい
第7章 日本列島の立体地図作り(鈴木 崇)―実感をともなう学び
第8章 科学実験ショーに没頭する(田中 智志)―子どもが夢中になるとき
終 章 「学びの楽しさ」の舞台作り(山内紀幸)―出会い/当事/対話/思考/達成
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