初めて実証的に明示された「留学生効果」今や留学生問題の重要性はますます強く全世界に認識されるとともに、必然的にその便益や効果の実証的検証と評価が要請されつつある。1950年代以後半世紀の日本の留学生政策を分析し、さらに元日本留学生多数の追跡調査を通じ、日本および送出し国に対する「留学生効果」の具体的な検証を行った本書は、まさに今日の「評価の時代」にふさわしい先駆的業績と言えよう。人材育成、友好促進、経済効果それぞれの日米比較も極めて有益。
タイトル | 日本の留学生政策の評価 |
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刊行日 | 2010年4月30日 |
著者 | 佐藤由利子著 |
定価 | ¥3740+税) |
ISBN | 978-4-88713-985-5 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 238 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 日本の留学生政策の評価研究の目的と枠組み
第2章 日本と米国の留学生政策と留学生がもたらす経済便益の比較
第3章 インドネシアにおける日本の留学生政策の成果の分析
第4章 タイにおける日本の留学生政策の成果の分析
第5章 国費留学生と私費留学生の比較
第6章 留学生10 万人計画前後の比較
第7章 日本留学の成果の促進・阻害要因に関する分析
第8章 日本の留学生政策の成果に関する考察と今後の政策への示唆
参考文献
索 引
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