健康概念・健康観の劇的変換─著者入魂の遺著健康とは疾病等肉体的異常のない状態をいうのか、それとも身体のみならず精神的・社会的にも良好な状態を指すのか──わが国で長らく支配的だった前者=身体的健康観が、生活習慣病という言葉の登場を契機に、国際的にも発展著しい後者=生活・社会的健康観に転換する過程を精細に跡づけ、さらに健康問題の今日的状況・課題を追究した本書には、コミュニティ研究、続いて保健社会学の発展に尽力され、2010年急逝された著者の営為が凝集されている。
タイトル | 社会的健康論 |
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刊行日 | 2010年4月1日 |
著者 | 園田恭一著 |
定価 | ¥2750(本体¥2500+税) |
ISBN | 978-4-88713-988-6 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 176 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第Ⅰ章 健康観・健康概念の諸相とその変化
第Ⅱ章 疾病と健康
第Ⅲ章 ライフ・スタイルと疾病・健康
第Ⅳ章 生活の質(QOL)と疾病・健康
第Ⅴ章 Health for All とPrimary Health Care
第Ⅵ章 Health Promotion とHealthy Cities
第Ⅶ章 障害と健康
第Ⅷ章 健康・保健と日本国憲法、行政、法制度第Ⅸ章 健康水準・状態の把握とその変化
第Ⅹ章 保健社会学と健康・保健、疾病・医療(講演)
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