政権初動1年半──的確な中間評価2008年、オバマ大統領誕生の背景には、イラク問題、金融危機はじめ、解決の兆しの見えない政治・社会状況に対する、とめどない不安と苛立ちがあった。オバマにはこうした状況の一新─“チェンジ”が強く求められたのだ。だが期待の大きさは落胆の著しさと裏腹だ。いま“失速”の声が俄然高まる中、オバマはいかなる政策と手法で課題解決に挑むのか?本書は、政権初動の政治運営と政策成果を分析し今後を展望する、的確な中間評価である。
タイトル | オバマ政権はアメリカをどのように変えたのか |
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サブタイトル | 支持連合・政策成果・中間選挙 |
刊行日 | 2010年7月1日 |
著者 | 吉野孝・前嶋和弘編著 |
定価 | ¥2860(本体¥2600+税) |
ISBN | 978-4-88713-993-0 |
Cコード | 3031 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第Ⅰ部:支持連合と政治運営
第1章 オバマ支持連合の政策選好:政権運営へのインプリケーション 飯田 健
第2章 オバマ政権と連邦議会:100 日と200 日とその後 松本俊太
第3章 オバマ政権のメディア戦略と世論:「ゴーイング・パブリック戦略」の終焉? 前嶋和弘
第Ⅱ部:政策の動向と成果
第4章 特使外交:問われる司令塔機能 高畑昭男
第5章 経済危機対策:1年目の経済施策を振り返って 吉崎達彦
第6章 人種関連政策:「脱人種」路線をめぐって 渡辺将人
第7章 医療保険改革:対立を超えて歴史的立法の実現へ 武田俊彦
第Ⅲ部:評価と展望
第8章 オバマ政権1 年目の評価と中間選挙 吉野 孝
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