いま大学を救う幅広い総合力とはFDは教員の授業能力向上だけを、SDは職員の事務能力改善だけを意味しない。行政や社会の政策的要請に追われた対症療法的改革を超え、歴史が培った理念と建学の精神に立ち、大学の刷新に繋がるもの──それは全てFD・SDだ。それら創意と研究が生み出し、導き出した、大学自らの幅広い総合力こそが大学を救う。著者積年の思考を凝集した渾身の時論集。
タイトル | 大学自らの総合力 |
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サブタイトル | 理念とFDそしてSD |
刊行日 | 2010年6月1日 |
著者 | 寺﨑昌男著 |
定価 | ¥2200(本体¥2000+税) |
ISBN | 978-4-7989-0001-8 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 184 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
はじめに
第1章 大学の理念―それをどう考えていくか
第2章 大学の量的拡大・水準維持・未来
第3章 「学部」―それは何か
第4章 大学教員はいかなる意味で教育者か:大学教育学会大会基調講演―初・中等学校教員との対比において考える
第5章 FD・SDを「わがこと」とするために―大学政策の変転とサバイバルのもとで考える
第6章 職員のための「大学リテラシー」試論
第7章 自校教育はなぜ重要か
第8章 大学改革と大学アーカイヴズの役割―今求められているもの
索引
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