日本の男女共同参画の実現に向けて
「女性活躍推進法」などの安倍政権が掲げる成長戦略の一つ「女性活躍社会」。果たして近年中にどこまで実現できるだろうか?たとえば大学院に進学する女性と、女性の大学教員の比率を比べると、日本は極端に教員の方が少なく、OECD各国の中でも最低レベルであり、この差を埋めるのは容易ではない。本書は、国家主導の様々な具体的な女性政策により、女性教員数を一貫して増加させているカナダの実態を詳細に示し、同じく国家主導の日本に大きく示唆する、まさに時宜を得た研究である。
タイトル | カナダの女性政策と大学 |
---|---|
刊行日 | 2017年2月10日 |
著者 | 犬塚典子箸 |
定価 | ¥4290(本体¥3900+税) |
ISBN | 978-4-7989-1389-6 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 288 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 章 本研究の課題と方法
第1章 「女性の地位に関する政府調査委員会」による政策形成
第2章 「雇用公平法」と大学
第3章 両立支援政策と大学
終 章 総括と今後の研究課題
関連書籍