地域格差の実態分析を通じ現代資本主義の転換をめざす
顕在化した貧困と様々な不平等の下、いま格差研究は焦点的課題だ。だがその多くは、個々の生活者の状況に関わる個人レベルの格差であり、その背後に横たわる地域格差を追求したものは少ない。本書は、前著(『現代日本の地域分化』)に続き、直近の国の統計資料を精査し、各市町村ごとに人口、産業、環境、所得等、深刻化する地域格差の実態を分析し、格差社会日本の全体像を明示するとともに、新たな計画的生産・労働・所得システムへ向け、格差拡大を調整しうるよう現代資本主義の転換に対し基礎的数値を示す労作。
タイトル | 現代日本の地域格差 |
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サブタイトル | 2010 年・全国の市町村の経済的・社会的ちらばり |
刊行日 | 2016年11月30日 |
著者 | 蓮見音彦 |
定価 | ¥2530(本体¥2300+税) |
ISBN | 978-4-7989-1391-9 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 176 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はしがき
序 本書の意図と構成
第1部 現代日本の地域格差
第2部 現代日本社会論ノート
附表 総合点による10 分位別市町村一覧
あとがき
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