【日本子ども社会学会 研究奨励賞受賞作】
高等専修学校という顧みられることの少ない後期中等教育機関
本書は、学業不振、不登校など様々な事情を抱えて進学した生徒たちが、教師の良き導きで、学校社会に適応し、自らの進路を切り開く、その自立的過程を多くの事例に基づき明らかにした労作である。
現場の悩める教員、政策立案者の必読書。
タイトル | 高等専修学校における適応と進路 |
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サブタイトル | 後期中等教育のセーフティネット |
刊行日 | 2017年2月10日 |
著者 | 伊藤秀樹 |
定価 | ¥5060(本体¥4600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1393-3 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 336 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
第1章 後期中等教育のセーフティネットへの着目
第2章 後期中等教育のセーフティネットの多様性
第3章 入学機会の不平等―「不登校トラック」化の意図せざる帰結
第4章 事例の紹介と調査の概要
第5章 不登校経験者の登校継続
第6章 指導の受容と生徒の志向性
第7章 進路決定と出来事の創出/制御
第8章 卒業後の就業・就学継続と自立支援のジレンマ
第9章 後期中等教育のセーフティネットをめぐる可能性と課題
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