ドラッカーの『断絶の時代』刊行からすでに約半世紀、今なおこの本が色あせず読み継がれているのは、ドラッカーの「すでに起こっている未来」を見通す眼力が、まさにその後生起した世界の基底的変動=断絶を見事に捉えていたからに他ならない。本書は、21世紀世界の各分野――産業・技術、経済、政治と社会、知の領域において、ドラッカーが捉えた四つの「断絶」の具体的分析・考察を通じ、現代社会論を展開した力作の改訂版である。
タイトル | ドラッカー『断絶の時代』で読み解く21世紀地球社会論〔改訂版〕 |
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刊行日 | 2017年5月15日 |
著者 | 坂本和一 |
定価 | ¥1980(本体¥1800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1430-5 |
Cコード | C1034 |
ページ数 | 176 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
はじめに
第1章 「大格差の時代」―新技術・新産業がつくり出す新たな「断絶」
第2章 「アジア太平洋の時代」と「Gゼロ後の世界」― 「グローバル化新時代」
第3章 「組織連携の時代」― 「多元化社会の時代」の進化
第4章 「生命論的思考の時代」― 「知識の時代」から「新しい世界観」の時代へ
第5章 「地球環境の時代」― ドラッカーにおける「地球環境問題」と21世紀
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