特集「コミュニティ政策からみた都市コモンズ」を中心に充実の論考満載の、コミュニティ政策研究最前線。
タイトル | コミュニティ政策15 |
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刊行日 | 2017年7月1日 |
著者 | コミュニティ政策学会編 |
定価 | ¥2530(本体¥2300+税) |
ISBN | 978-4-7989-1434-3 |
Cコード | C3036 |
ページ数 | 248 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
巻頭言(安藤周治)
第15回大会 コミュニティ研究のフロンティア―市民社会と国際比較研究の視点から
シンポジウム コミュニティ・ベイスト・アプローチ(居住者主体の地域改善方法)の国際的展開
(パネリスト:仁科伸子、清水洋行、細淵倫子/コーディネーター:玉野和志/コメンテーター:大内田鶴子)
特集論文 コミュニティ政策からみた都市コモンズ
解 題
⑴ 都市コモンズを支える制度(体)と法政策
― エリノア・オストロムの法学へのインパクト―(高村学人)
⑵ 「協同組合」再訪― 都市のコモンズの主体を探す―(茂木愛一郎)
⑶ 都市内分権とコモンズ
―「社会関係としてのコモンズ」のコンセプト(P.ラインバウ)を基に―(前山総一郎)
自由投稿論文
⑴ 地域コミュニティと行政の関係の歴史的形成と地域性
― 明治行政村の成立経緯に着目して―(役重眞喜子)
⑵ 復興における地域コミュニティの重要性と生活再建の論理
― 長崎県雲仙普賢岳噴火災害被災地を事例として―(中村清美)
研究ノート
⑴ 自治省コミュニティ政策形成過程の分析 (渡邊隼)
⑵ 地域自治区制度に関する住民の評価
― 新潟県上越市の場合―(丸山真央)
第15回大会 報告 プログラム
分科会報告
⑴アメリカと日本における都市コモンズ/地域コモンズの展開(前山総一郎)
⑵少子高齢社会におけるコミュニティアセスメント(杉崎和久)
⑶小規模多機能自治推進(名和田是彦)
⑷開発主体としてのアジア地域における既存コミュニティからの挑戦(細淵倫子・玉野和志)
⑸コミュニティを民主化するミニ・パブリックス(無作為抽出型市民参加)の可能性(伊藤雅春)
⑹子どものまちづくり参画を俯瞰する(陣内雄次)
書評
高田昭彦『政策としてのコミュニティー武蔵野市にみる市民と行政のパートナーシップー』(牧田実)
松永圭子・尾野寛明編著『ローカルに生きる ソーシャルに働く(シリーズ田園回帰5)ー新しい仕事を創る若者たちー』(谷亮治)
丸山真央『「平成の大合併」の政治社会学ー国家のリスケーリングと地域社会ー』(玉野和志)