現代社会学理論の最前線―反省と生成のリフレクシヴ・ソシオロジー―
単線的な進化論的近代を超え、自己反省的に己を壊し絶え間なく姿を変化させる「再帰的近代」社会が登場した。こうした流動的な近代・社会の登場は社会学界に大きな旋風となり、反省的社会学-リフレクシヴ・ソシオロジー-として様々な議論が交わされてきた。本書は、グールドナー、ギデンズ、ベック、ラッシュ、ブルデュー、メルッチ、バウマン、ルーマン、アーチャーといった泰斗たちが築いた社会学理論からこれまでのリフレクシヴ・ソシオロジー論を眺望した挑戦的論集。
タイトル | 再帰的=反省社会学の地平 |
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刊行日 | 2017年11月15日 |
著者 | 矢澤修次郎編著 |
定価 | ¥3080(本体¥2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1458-9 |
Cコード | C3036 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに
1. A・グールドナーの「再帰的=自己反省の社会学」 矢澤修次郎
2. S・ラッシュにおける再帰性-再帰的近代化論批判からもう一つのモダニティ論へ 矢澤修次郎
3. ピエール・ブルデューの反省性 磯直樹
4. A・メルッチの〝未発のリフレクション〞-痛むひとの臨場・臨床の智と限界状況の想像/創造 新原道信
5. 社会学批判から批判社会学へ-一九七〇年代におけるZ・バウマンの社会学観と「社会学的解釈学」 長谷川啓介
6. N・ルーマンの知識社会学-道徳化する現代政治と反省性をめぐって 高橋徹
あとがき
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