大学と銀行の産学連携による金融教育―12年の軌跡。
電子マネーや仮想通貨など「カネ」に関わる新たな仕組みが続々と登場している今日、子どもたちに向けた金融教育の充実は学校教育に突き付けられた喫緊の課題である。金融教育を学校教育に展開するための方法を追求した挑戦的取り組み「東京学芸大学・みずほFG金融教育共同研究プロジェクト」に携わり、12年に渡って金融教育のあり方について熟議と実践を繰り返してきた産学双方の執筆者たちによる、金融教育の課題究明及び今後のあり方を指南した本書は、テキストの不足する金融教育関係書にとって類書のない包括的概説書でもある。
タイトル | 実践から考える金融教育の現在と未来 |
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刊行日 | 2018年1月25日 |
著者 | 東京学芸大学・みずほフィナンシャルグループ 編集代表:大澤克美・松尾直博・東條憲二 |
定価 | ¥2640(本体¥2400+税) |
ISBN | 978-4-7989-1473-2 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 264 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
目次
はじめに
序 章 金融教育共同研究プロジェクトの歩み
第1 章 子どもの金融意識調査とカリキュラムの展望
第2 章 多様な子どもの現実と新たなテキストの開発
第3 章 授業実践に探るこれからの金融教育
第4 章 金融教育を多角的に追究する教科横断的な連携・協働研究
第5 章 学習指導要領の改訂と金融リテラシーの育成
第6 章 共同研究に見た金融と教育という異文化交流の意義
第7 章 大学における金融教育-学芸フロンティア科目
第8 章 金融機関における金融教育実践
第9 章 金融関係者の立場から見た金融教育への課題と期待
第10 章 教育関係者の立場から見た金融教育への課題と期待
終 章 金融教育の新たな展開
おわりに
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