―価値・規範・文化・倫理の再構築を目指して―
元ICU学長が、有名無実化が進む「一般教育」の本質に迫る!
実態の見えない「学際化」が進む今日の大学では、文系・理系問わず、知的基盤構築のための「一般教育」がないがしろにされている―。数千年前の西欧において誕生した「数」をめぐる知的・思想的営為の系譜から「リベラル・アーツ」の原点とその本質を丁寧に紐解いた本書は、単なる原点回帰ではない、21世紀における科学やIT技術の進歩なども加味した新たな「一般教育」構築の必要性を示した教書でもある。
タイトル | リベラル・アーツの源泉を訪ねて |
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刊行日 | 2018年6月20日 |
著者 | 絹川正吉 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1498-5 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 264 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
Ⅰ はじまり
Ⅱ ロゴスの時代―ピュタゴラスの世界と現代
Ⅲ 合理と非合理―ギリシア思想における数学
Ⅳ 絶対から相対へ
Ⅴ 科学論の視座
Ⅵ 21世紀の「一般教育」
Ⅶリベラル・アーツの系譜
あとがき/事項索引/人名索引
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