消極的だが成績優秀な生徒・学生は教師にケアされることが少なく、対人関係能力が鍛えられることのないまま社会に出て、その後苦労することが多い。初等教育から中等教育、高等教育、そして就職へと進むトランジション(移行)の各段階に注目し、対人関係能力の育成を先延ばしにされている生徒・学生をどうするかという問題意識から、独自の取り組み・斬新な授業を行っている先進高校の詳細な調査を行い、単に議論をさせるだけ、発表をさせるだけにとどまらない、アクティブラーニング型授業の真の価値を導く注目の書。2018年2月刊『アクティブラーニング型授業の基本形と生徒の身体性』に続く、大好評の「学びと成長の講話シリーズ」第2巻。
タイトル | 学習とパーソナリティ |
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サブタイトル | 「あの子はおとなしいけど成績はいいんですよね!」をどう見るか |
刊行日 | 2018年10月16日 |
著者 | 溝上慎一 |
定価 | ¥1760(本体¥1600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1523-4 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 248 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
はじめに
第1章 アクティブラーニング型授業における対人関係の弱い生徒学生への対応
第2章 現場の疑問から学習論を発展させる
第3章 トランジションの観点からみて「仕事」で実際に起こっていること
第4章 技ありのアクティブラーニング型授業
あとがき
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