アートがつくる子どもたちの主体的で自由な学びの闘いの記録!
中学校美術教育に文字通り命をかけた男がいた。中平千尋享年48歳。後任の妻・紀子といっしょに長野県戸倉上山田中学校で10年間通称「とがび」という、学校を美術館にして、地域住民に開放するというアートプロジェクトを展開した。中学生がキッズ学芸員となり、アーティストと協働し、企画から展示まで主体的に運営し、最後はアーティストさえ不要になるほど、自主独立した活動を展開した。中学生という時代に本当に必要なのは、「自由に表現する」学びなのではないのか!中平が実践によって社会に問いかけた「自由なアートの学び」の大切さを想い、わたしたちに遺したものとは何かを再考する。
タイトル | とがびアートプロジェクト |
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サブタイトル | 中学生が学校を美術館に変えた |
刊行日 | 2019年2月13日 |
著者 | 茂木一司編集代表・住中浩史・春原史寛・中平紀子+Nプロジェクト |
定価 | ¥2640(本体¥2400+税) |
ISBN | 978-4-7989-1533-3 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 264 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
1.「とがび」のはじまりと展開―美術の授業時間数の削減、教育現場の現状への怒りを発端に
2.「とがび」の美術教育—アートのおもしろさを伝える題材とカリキュラム
3.「とがび」とは何だったのか?—生徒と関係者が語るとがび
4.「とがび」その後へ―とがびから発展したプロジェクトと美術教育の未来
資料編
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