教育行政と教育現場をつなぐ、民主主義的教育改革の全貌!
民主化を達成した1990年代以降、韓国では教育行政と学校(教師)の間で共通ヴィジョンと方向性を目指した民主主義的な学校改革が行われた。本書は、1990年代以降の韓国における学校改革のプロセスを通時的に捉え、現場の教師の声が反映された学校改革の事例の分析を通じて民主主義的改革の実態を明らかにする。文科省主導の改革が一方的に進むわが国の教育にも重要な示唆を与える実証研究!
タイトル | 韓国の現代学校改革研究 |
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サブタイトル | ―1990年代後半の教師たちを中心とした新しい学校づくり― |
刊行日 | 2019年03月01日 |
著者 | 申智媛 |
定価 | ¥4620(本体¥4200+税) |
ISBN | 9784-7989-1538-8 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 328 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1部 主題と方法
第1章 1990年代後半以降の韓国における学校改革研究の視座
第2章 研究の課題と方法
第2部 代案教育運動を中心とした新しい学校教育の模索(1997-2009年)
第3章 新しい学校教育の在り方を追求する代案教育運動
第4章 韓国の公立学校における「理想の学校」の可視化と教師の経験
第5章 韓国における「学びの共同体」の需要と展開
第3部 「革新学校」を中心とした公教育改革の始動と実践(2009年-2015年)
第6章 「革新学校」を拠点とした教育改革
第4部 「革新学校」以降の「学びの共同体」としての学校改革(2010年-2015 年)
第7章 「革新学校」における学長と教師の学校文化の革新への追及
第8章 学校改革における教師の経験
第5部 総括と考察
第9章 教育行政と学校による連携的学校改革の可能性と学校改革における教師の自律性
参考文献/引用文献/人名索引
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