タイトル グローバル化と社会運動
サブタイトル ー半周辺マレーシアにおける反システム運動
刊行日 2019年03月7日
著者 山田 信行
定価 ¥3080(本体¥2800+税)
ISBN 978-4-7989-1544-9
Cコード 3036
ページ数 312
判型 A5
製本 上製

グローバル化に対抗する反システム運動の実態。
世界システムにおけるグローバル化は、各国の社会を「包摂型」から「排除型」へと移行させる契機となった。グローバル資本の労働者抑圧、ジェンダーやエスニシティによる差別、自然環境の破壊、という「負の側面に」当事者たちは「反システム運動」を組織して対抗してきた。本書は、世界システムにおける上昇移動に伴う「中核性」と、伝統を保持する「周辺性」が共存する「半周辺」マレーシアを事例とする、「反システム運動」の理論的・経験的な実証研究である。

序章 グローバル化と社会運動
 Ⅰ 半周辺マレーシア
第1部 民族解放運動
 Ⅱ ポストコローニアルに生きるものたち
 Ⅲ インド人による民族解放運動の社会的背景
 Ⅳ 半周辺と社会主義
第2部 労働運動
 Ⅴ なぜそんなに弱いのか
 Ⅵ 「周辺性」を担う移民労働者
 Ⅶ 市民運動における労働運動の位置
第3 部 新しい社会運動
 Ⅷ 半周辺における環境保護活動
 Ⅸ 環境保護運動における主体特性
 Ⅹ 環境保護運動と「周辺性」
結びにかえて
参考文献
あとがき
索引

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