文部科学省の組織構造の全貌を捉えた官僚制研究!
近年、多くのスキャンダルが取り沙汰され、しばしばメディアや世論の標的となっている印象をぬぐえない文科省ではあるが、果たしてどれだけの人がこの組織の実態を理解しているのだろうか?本書は、幹部職員に対する初となるサーベイ、文科省と官邸・他省庁・地方自治体関係、庁舎内の部署配置・執務室内の座席配置分析といった行政学的分析を通じて、文部省/科技庁の統合後の変容も含めた、中央省庁の一翼としての文科省の組織構造を明らかにする。文科省研究の先駆的一冊であり、かつ日本の教育改革をめぐる構造的問題を解明した気鋭の共同研究。
タイトル | 文部科学省の解剖 |
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刊行日 | 2019年3月30日 |
著者 | 青木栄一 編著 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1553-1 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 296 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 官僚制研究に文部科学省を位置づける(青木栄一)
第2章 サーベイにみる文部科学省官僚の認識と行動(曽我謙悟)
第3章 文部科学省の格差是正志向と地方自治観(北村 亘)
第4章 組織間関係からみた文部科学省(伊藤正次)
第5章 文部科学省と官邸権力(河合晃一)
第6章 配置図からみる文部科学省統合の実相(手塚洋輔)
第7章 旧科学技術庁の省庁再編後の行方(村上裕一)
第8章 文部科学省設置後の幹部職員省内人事と地方出向人事の変容(青木栄一)
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