「感受性」を礎とした、自己と他者との共存在に向けて―。
「人格」・「陶冶」・「経験」・「知性」・「超越」-これら教育学の主要理念をハイデガーの存在論的思考を通して脱通念化・再構成することによって、一人ひとりが〈見えないもの〉を感受・思惟する想像的営為の重要性を指南する。「知識の教育」に至る前提としての「人の教育」のあり方を説いた方法論的序説。
タイトル | 【越境ブックレットシリーズ第0巻】教育の理念を象る |
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サブタイトル | 教育の知識論序説 |
刊行日 | 2019年06月25日 |
著者 | 田中智志 |
定価 | 定価¥1320(本体¥1200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1567-8 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 160 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
刊行の辞―越境ブックレットシリーズの考え方
はしがき
序 論 自己創出への支援
1 何が「人格」と呼ばれるのか―ペルソナの歓び
2 何が「陶冶」と呼ばれるのか―人の自己創出
3 何が「経験」と呼ばれるのか―人の自然の想像力
4 何が「知性」と呼ばれるのか―見えない全体を象る
5 何が「超越」と呼ばれるのか―想起される歓び
結 論 教育の理念を象る―犠牲の機制を離れて
文 献/あとがき
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