タイトル 自然村再考
刊行日 2020年2月25日
著者 高橋明善
定価 ¥7040(本体¥6400+税)
ISBN 978-4-7989-1591-3
Cコード 3036
ページ数 568
判型 A5
製本 上製

村の過去と現在―未来はどこに向かうか。   
戦後から今日に至る目まぐるしい社会変動―人・モノ・カネの都市一極集中、
加速する少子高齢化、跡継ぎの不在、輸入産品の増加等―の果てに、日本の農
村社会は解体の一途をたどっている。令和の新時代、わが国の伝統的な村落共同
体はどこに向かうのであろうか。本書は、村に関する数多の先行研究を整理する
とともに、国内外の地理的・時間的に膨大かつ丹念な実地調査をまとめあげた、
戦後日本の農村研究の集大成の書である。

はしがき
第一部 日本の村再考
第1章 自然村再考
第2章 有賀喜左衛門「家・村」論の形成・推転・変化
第3章 村落の公共性と村落研究史 
第4章 村の自治と公共性

第二部 世紀転換期前後における家と村の変化
第5章 世紀転換前後の低成長期における農家の離農離村と農村家族の変動
第6章 過疎化・都市化による農村部落の解体と再組織化
第7章 農民意識三五年の変化 
第8章 中山間地農村開発の今日的意味と課題
第9章 世紀末省内農業の到達点

第三部 村の比較社会論
第10 章 村の比較社会論
第11 章 村の協同性と自然村

第四部 中国の村
第12 章 中国における農村自治と中間組織
第13 章 中国における都市農村の二次構造と農村改革

第五部 沖縄の村(研究ノート)
第14 章 沖縄の基地問題と沖縄の心
補章 農村調査の回想


収録論文解題/謝辞/索引

関連書籍
ページ上部へ戻る