住民主体による地域自治を促す制度のあり方を追究した氏の不朽の遺稿集
故山崎仁朗氏の博士論文構想を基に、遺された膨大な業績が、氏の遺志を継ぐ研究者たちによって纏め上げられた。地域自治に関する緻密な理論構築および日本とドイツの各地域で実施した調査・比較分析を通じて、地域住民による自治と行政制度による統治の架橋を目指し、住民主体の地域自治を促す制度のあり方を追究。
シリーズ | コミュニティ政策叢書7 |
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タイトル | 地域自治の比較社会学 |
サブタイトル | 日本とドイツ |
刊行日 | 2020年5月20日 |
著者 | 山崎仁朗 |
定価 | ¥5940(本体¥5400+税) |
ISBN | 978-4-7989-1625-5 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 528 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに
理論編
第1章 J. ハーバマスにおける「コミュニケーション権力」の概念
第2章 地域自治をどう考えるか
第3章 鈴木榮太郎における「自然」と「行政」
第4章 なぜ、いま、自治省コミュニティ施策を問い直すのか
第5章 参考:地域自治にかんする論点メモ
実証編Ⅰ ドイツ
第6章 ドイツの住民組織
第7章 東ドイツ地域における住民自治組織の再建
第8章 エアフルト市における地区協議会の実態
第9章 ドイツの市民団体
第10章 ニュルンベルク市の市民団体について
実証編Ⅱ 日本
第11章 モデル・コミュニティ施策の構想と展開
第12章 地方公共団体におけるコミュニティ施策の展開
第13章 旧自治省コミュニティ地区の成果と課題
第14章 農村のモデル・コミュニティの事例検討
第15章 コミュニティの制度化の社会的意義にかんする考察
第16章 旧来の地域づくりを活かす
地域自治の比較社会学―山崎仁朗の仕事
コミュニティとは何かという問い
あとがき
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