人は生きるためには食べなければならないが、そのためにだけでなく、社交や儀礼、祝祭のために食べ、個人的な節制や宗教、思想的要因のために食べない。
本書は、私たちの日々の生活の基本をなす「食」を、その実に多面的な有りよう全幅にわたって考察し、その考察を通じて人間の生そのことの複雑で豊かな構造を明るみに出す。
タイトル | 食を料理するー哲学的考察[増補版] |
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刊行日 | 2020年5月30日 |
著者 | 松永澄夫 |
定価 | ¥2750(本体¥2500+税) |
ISBN | 978-4-7989-1633-0 |
Cコード | 1010 |
ページ数 | 336 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
はしがき
第1章 食べる時間・生きる時間
第2章 食と呼吸
第3章 食物の安定的入手―三つの方向―
第4章 味覚の特性
第5章 味の濃淡
第6章 味を分類するとは
第7章 基本味という考え
第8章 美味しさと二つの欲求
第9章 食のメッセージ
第10章 衣食住と言うときの食の位置
第11章 食をめぐる諸問題
第12章 浪費される食
第13章 食事の時間
第14章 食の考察から経験の構造全体の考察へ
あとがき
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