フレーベルの象徴主義を批判したキルパトリックの名著!
幼児教育の祖フリードリヒ・フレーベルは、幼少期の子どもが行う遊戯などがその後の活動の象徴であるとし、教育のための玩具である「恩物」などを用いた幼児教育論を展開した。
彼の思想は、子どもたちの精神の内にある確固とした観念の存在を信じ、アプリオリに規定された子どもの発達を唱えるものであった。
これに対して、ジョン・デューイの弟子キルパトリックが、生得観念説に基づいたフレーベルの象徴主義の妥当性について精査し、その本質主義的な発達過程論を鮮やかに批判する!
タイトル | フレーベルの幼稚園の原理 |
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サブタイトル | 批判的検討 |
刊行日 | 2020年8月24日 |
著者 | ウィリアム・H・キルパトリック著 乙訓稔・別府愛監訳 |
定価 | ¥2310(本体¥2100+税) |
ISBN | 978-4-7989-1635-4 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 184 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第一章 フレーベルの教育学説の基礎となっている原理
第二章 基礎となっている原理の検討
第三章 フレーベルの教育心理学
第四章 幼稚園の恩物と作業
第五章 幼稚園の教育課程の付加的原理
第六章 結び
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