食についての知識の「正しさ」を問う――。
食の生産から消費までの間に大きな断絶のある現代社会において、輸入食品・食品添加物・農薬・遺伝子組換え食品など、食の安全に関する様々な情報が紙面やSNS上を飛び交っている。本書は、すべての農作物の源である「種子」に着目し、自然科学と社会科学の垣根を越境したアプローチから、錯綜した食に関する知識の「正しさ」を再考する。我々が当事者として知識を創り出しコミュニケーションを行う、重大な責務とその方法を明らかにした今日必読の一冊!
シリーズ | 越境ブックレットシリーズ |
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タイトル | 食と農の知識論 |
サブタイトル | 種子から食卓を繋ぐ環世界をめぐって |
刊行日 | 2021年02月 |
著者 | 西川 芳昭著 |
定価 | ¥1100(本体¥1000+税) |
ISBN | 978-4-7989-1638-5 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 128 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
新たな知識の冒険へ―越境ブックレットシリーズの考え方
まえがき
序章 いま、食べものを通して知識を問う意味
1 食の安心と安全について
2 科学だけでは解けない社会の課題をどう理解するか
3 種子のシステムの考え方と知識創出の可能性
4 食と農に身体性を取り戻す知識とは
5 食と農の知識を紡ぐ環世界
あとがき
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