個人化するアイデンティティ形成の時代
――人生の目的と展望を築き、いかに行動を起こすか?
伝統が揺らぎ、制度と規範が不安定化する後期近代、人生の目標を個人で設定して達成することが強制されている。人生は個人化する人生プロジェクトとなり、学校から仕事・社会へのトランジションは流動化し、複雑で不確実な相貌を剥き出しにする。構造的障壁を課す社会構造と戦略的対応を求める文脈を前にして、人生をプロアクティブに切り抜けることはいかにして可能か? 若者のアイデンティティ形成をめぐる知の土台をセットする!
タイトル | 若者のアイデンティティ形成 |
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サブタイトル | 学校から仕事へのトランジションを切り抜ける |
刊行日 | 2020年7月15日 |
著者 | ジェームズ・E・コテ&チャールズ・G・レヴィン著 河井亨・溝上慎一訳 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1642-2 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 296 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1部 アイデンティティの問いの哲学的概念的ルーツ
第1章 永遠の問いから現在の理論へ
第2章 文化と歴史:現在の経験がいかに過去と異なるのか
第3章 アイデンティティとその形成の社会心理学
第2部 後期近代 個人化プロセスへの文脈的適応
第4章 道徳的推論:個人化されたアイデンティティの関係論的基盤
第5章 プロアクティビティ:アイデンティティ形成におけるエージェンシー
第6章 アイデンティティ資本:後期近代社会への戦略的適応
第3部 成人期へのトランジション:発達的文脈主義を後期近代へ適用する
第7章 自己発達とアイデンティティ形成への最近の科学的アプローチ
第8章 後期近代社会におけるアイデンティティ形成の諸文脈
第9章 アイデンティティ形成と人間発達の可能性
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