多様なニーズに積極的に対応する台湾高等教育システムの解明!
米中の緊張関係の狭間で、民主化やグローバル化などに柔軟に適応してきた台湾では、それに伴う高等教育の量的拡大によって、教育に対する個人/社会ニーズの複層化が進んだ。本書は、こうした複層化への対応として実施された教育政策――職業教育や大学院教育の充実、社会人向けプログラム、海外学位プログラム――が従来の教育システムに受容され、発展していくプロセスを丁寧に分析することで、多様化する台湾高等教育の実態と論理を解明した注目すべき一冊である。
タイトル | 台湾における高等教育多様化の論理 |
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刊行日 | 2021年02月15日 |
著者 | 廖 于晴著 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1669-9 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 240 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 章 研究の目的と課題
第1章 台湾社会の変容及び高等教育改革の動き
第2章 台湾における大学教育観の変容
第3章 高等職業教育の位置づけと役割の変容
第4章 社会人プログラムの定着と役割の拡大
第5章 台湾の大学における海外学位プログラム提供の論理
終 章 「多様化」という視角からみえるもの
参考・引用文献/年表/索引
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