国境を越えた「よい」教育とは何か、どう実現するか―。
SDGsが叫ばれる中、国際教育開発は、「先進国」から「途上国」に向け垂直的な一方向に行われる時代は過ぎた。教育や学習を必要とするすべての人達に対して、行政・企業・NPO・教員・研究者などの関係者が手を携えていくことが求められる。
本書は、「誰が教育するか」、「どう具現化するか」、「いかに関わるか」の3部構成で、国際教育開発の新しい理論と実践の具体的指針を提案する挑戦的研究である。新進気鋭の論考11点に加え、経験豊富な第一線の方々によるコラム6点を収録。
タイトル | 国際教育開発への挑戦 |
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サブタイトル | これからの教育・社会・理論 |
刊行日 | 2021年1月25日 |
著者 | 荻巣 崇世・橋本 憲幸・川口 純編著 |
定価 | ¥3080(本体¥2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1671-2 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
序章 国際教育開発の国際的潮流
第1部 誰が教育するか
第1章 トランスナショナルな途上国の教育起業家支援ネットワーク
第2章 国家の狭間にある人たちへの教育
第3章 教育におけるインクルージョンと不就学児童の教育戦略
第2部 どう具現化するか
第4章 修学状況の変遷を捉える
第5章 互恵的連携を通じた高等教育協力に向けて
第6章 教育開発におけるグローバルガバナンスを考える
第3部 いかに関わるか
第7章 〈わたし〉から始める教育開発
第8章 授業を鏡としてこれからの数学教育開発を考える
第9章 教師の実践と成長を支える『外部者』のまなざし
第10章 最貧国の現場から教育開発を考える
第11章 教育学は国際教育開発に出会えるか
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