国家間協力はいかにして可能か?―学融合の基礎的枠組み
今日、移民・難民問題、環境問題、世界的パンデミックなど、「国家」という単位では解決できないより複合的な課題が生じている。その一方で、アメリカのトランプ現象やイギリスのBrexit、フランスの極右勢力の台頭など、大国にはより排他的で内向きの力が働いている。このような時代に、国家が相互に協力した課題解決にいかに向かいうるだろうか?本書は、政治学・経済学・法学・社会学・開発学・環境学・宗教学といったディシプリンの叡智を融合させ、トランス・ディシプリナリーな新しい分析視角の方法論を提示する。
タイトル | 現代国際協力論 |
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サブタイトル | 学融合による社会科学の試み |
刊行日 | 2021年1月20日 |
著者 | 柳田辰雄編著 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1675-0 |
Cコード | 3030 |
ページ数 | 280 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 社会科学としての国際協力論
第2章 揺らぐ国際システムの中の国家
第3章 市場経済
第4章 相互依存
第5章 国際通貨・貿易制度
第6章 国際援助の動態
第7章 法と持続可能な発展
第8章 貧困削減と金融包摂
第9章 地球温暖化問題
第10章 生物多様性
第11章 イスラム社会と市場
第12章 日本社会と移民
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