協働的な学習の源流を辿り、その本質を追究する!
学生間の「協働的な学習」が教育に求められるようになって久しいが、その本質的意味を吟味せず無批判に授業形式だけを享受しても、それは名ばかりのものとなってしまうだろう。本書は、同一視されがちな「協同学習」や「協調学習」と明確に区分し、それぞれの教育理論家・実践家の系譜を丁寧に辿ることで、20世紀の米国で培われた「協働的な学習」のルーツを明らかにする。教育諸分野にかかわる研究者のみならず、現場の小・中・高・大学の教員の授業実践にも核心を与える挑戦作である。
タイトル | 米国における協働的な学習の理論的・実践的系譜 |
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刊行日 | 2021年3月 |
著者 | 福嶋 祐貴 |
定価 | ¥3960(本体¥3600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1679-8 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 360 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はしがき/略記一覧
序 章
第Ⅰ部 協同学習の成立・展開過程―知識・スキルの習得を保障する方法の探究
第1章 協同学習と進歩主義教育の関係
第2章 D.W.ジョンソンによる協同学習の定式化
第3章 協同学習研究の広がりと技法開発のアプローチ
第4章 R.E.スレイヴィンの協同学習と学校改革
第Ⅱ部 協調学習の成立・展開過程―共同体における「文化」への参加と創造
第5章 K.A.ブラフィーによる文化再変容としての協調学習
第6章 文化-歴史理論の拡張と「協調」の追求
第7章 認知的徒弟制における協調学習の役割
第8章 G.スタールによる「グループ認知」理論
終 章
引用・参考文献一覧/あとがき/事項索引/人名索引
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