3.11から10年
―被災者・避難者の「いま」をみる意味
東日本大震災から10年が経過した今日、その被害は「過去のもの」と認識している人も少なくないだろう。
その一方で、今も多くの被災者・避難者が元の暮らしを取り戻せないまま、さまざまな困難や葛藤に直面している現状にある。
パンデミックによる先の見えない不安が全世界を覆う今こそ、その苦難を共有し、本当の意味での復興に向けた新たなステップを踏まなければならない。長期化する被災・避難の現状を克明に描いた前著『故郷喪失と再生への時間』の続編!
タイトル | 原発避難と再生への模索 |
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サブタイトル | 「自分ごと」として考える |
刊行日 | 2021年3月11日 |
著者 | 松井克浩 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1686-6 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 272 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はしがき
序 章 原発避難の現状と本書の課題
第1章 終わらない被害―避難の長期化にともなう生活の現状
第2章 被災・避難経験の捉え返し―「折り合い」と「意味づけ」
第3章 長期化する原発避難―「関係性」の変容と支援の課題
第4章 被災・避難の記録と検証
補論1 原発事故避難者の声を聞く
補論2 原発事故広域避難者の声と生活再建への道
終 章 再生のために
あとがき/参考文献
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