タイトル イギリスの美、日本の美
サブタイトル ラファエル前派と漱石、ビアズリーと北斎
刊行日 2021年4月
著者 河村錠一郎
定価 ¥2860(本体¥2600+税)
ISBN 978-4-7989-1691-0
Cコード 3070
ページ数 236
判型 A5変
製本 上製

イギリス絵画の渡来、日・英芸術のかかわり。
開国による西洋文化の流入が、わが国の芸術や文学に多大な影響を与えた明治時代。
日本で独自に発展した芸術もまた、遠い英国の地の芸術文化に影響を与えていた――。
本書は、本の装丁や挿絵デザインの「美」に着目したユニークな章など全10章に加え、著者自身の英国での経験もふまえた随想6篇から、20世紀初頭以降今日に至るイギリスと日本の「美」の奥深い関係性を浮かび上がらせた一冊である。カラー口絵および本文中に多くの絵画図版を収録!

1 一九〇〇年のロンドンと漱石
2 ラファエル前派と『白樺』
3 ラスキンの影、ターナーの光
4 ロセッティと日本
5 明治時代のワッツ熱愛
6 ビアズリーと日本
7 ビアズリーとリケッツ―イギリスのジャポニスム
8 装丁・挿絵・活字―本の文化と歴史
9 リチャード・ダッドと清原啓子
10 すべてはモリスとの友情から始まった
あとがき
随想1 日本に来たジュリエット
随想2 リケッツ&シャノンの北斎コレクション
随想3 ロンドン―異才たちの出会いの舞台
随想4 そして画家は目を閉じる―「物語画」から「幻想絵画」へ
随想5 意識下に潜入する眼
随想6 言葉のない詩

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