ポスト・コロナ時代、国境を越えた共同体を追究する――
COVID-19の猛威が世界的な広がりを見せている今日、個々人が広くつながった世界市民の一員であることを強く認識させられた。
今こそ、合理化された人間中心主義を超え、一人ひとりが平和と共生のために真剣に考え、行動する時ではないだろうか――。
個と社会・国家の関係性についての社会科学・思想・哲学の研究群を通時的に分析することで「グローカル化」する現代社会を捉え直し、ポスト・コロナ時代を見据えた新たな社会イノベーションの具体化に挑戦した一冊!
タイトル | グローカル化する社会と意識のイノベーション |
---|---|
サブタイトル | 国際社会学と歴史社会学の思想的交差 |
刊行日 | 2021年4月 |
著者 | 西原和久 |
定価 | ¥2860(本体¥2600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1703-0 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに
序 章 グローカル研究と社会の変革
第1部 グローバル化する世界社会と社会意識の変容
第1章 ホモ・サピエンス誕生―古代と中世における移動と集住
第2章 西洋近代における意識と社会のイノベーション ―個人と社会の発生
第3章 第2近代における資本主義と国家主義―グローカル化する帝国と植民地主義
第4章 20世紀の社会状況と人間学的探―社会と意識のイノベーション
第2部 世界の中の日本―平和と共生のための連携へ
第5章 近代日本の世界志向と帝国志向
第6章 戦後の社会思想―沖縄から問い直す20世紀の現代思想
第7章 現代の社会意識―21世紀日本と現代資本主義の変容
終 章 越境の思想―東アジアにおける平和と共生のための連携
文献リスト/謝辞/事項索引/人名索引
関連書籍