「人とは違う」に寛容な教育モデルの構築を目指してー
近年、社会的需要の高まるSTEM分野やグローバル人材の育成のための才能教育が、わが国でも徐々に整備されて来た。他方、優れた才能と発達障害を併せ持ち、二重の特別支援教育が必要な多くの2E(twice-exceptional)の子どもたちが、既存の学校教育に馴染めず、才能の開花をされないまま置かれている現状もある。多様な発達を遂げる子どもたちの才能を引き出し伸ばす包括的な教育は、一層整備されなければならない。米国の実践事例を合わせ鏡とすることで、わが国に適した才能・2E教育を具体化し、「誰一人取り残すことのない個別最適な学び」の極致を志向した労作。
タイトル | 才能教育・2E教育概論 |
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サブタイトル | ギフテッドの発達多様性を活かす |
刊行日 | 2021年7月10日 |
著者 | 松村 暢隆 |
定価 | ¥3960(本体3600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1704-7 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 360 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに/重要用語解説
第1章 才能の概念と発達多様性
第2章 才能児の多様な才能とニーズの評価
第3章 才能教育の方法と早修
第4章 拡充プログラム
第5章 2E の概念と2E 教育の方策
第6章 2E 教育の実践方法
第7章 日本の才能教育の現状と課題
第8章 日本の2E 教育の現状と課題
あとがき/索引
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