イラン核問題をめぐる複雑な法制度の展開を分かりやすくまとめた国際法・外交ブックレット第2弾!
2002年以降、イランの核開発をめぐってアメリカ(+欧州)とイラン(+中・露)の間でさまざまなせめぎ合いが繰り広げられてきた。国際法の観点からは、包括的な問題解決をめざして2015年に「包括的共同作業計画(JCPOA)」および安保理決議2231が採択されるも、2017年に共和党のトランプ政権に代わるとアメリカがJCPOAから脱退、解除されていた対イラン制裁も復活した。その後2020年のアメリカによる国連制裁復活(スナップバック)の失敗を経て、再び民主党のバイデンが大統領に就任した。2021年6月のイラン大統領選挙を控えて、新たな展開が予想される。
シリーズ | 国際法・外交ブックレット② |
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タイトル | イランの核問題と国際法 |
刊行日 | 2021年06月16日 |
著者 | 浅田正彦著 |
定価 | ¥1100(本体1000+税) |
ISBN | 978-4-7989-1711-5 |
Cコード | 0332 |
ページ数 | 120 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
はじめに
Ⅰ.イランによる核開発の歴史と核不拡散体制強化の動き
Ⅱ.テヘラン合意声明とパリ合意から濃縮関連活動の再開へ
Ⅲ.国連安全保障理事会による制裁
Ⅳ.包括的共同作業計画(JCPOA)
Ⅴ.アメリカによる包括的共同作業計画からの脱退と諸国の反応
Ⅵ.アメリカによる国連制裁復活(スナップバック)の試み
おわりに―バイデン政権とイランの核問題のゆくえ―
資料 スナップバック手続関連規定
索引
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