自然の中の都市居住そして郷愁ー。建物だけでない団地の「再生」を追求する。
ベルリンでは築100年の団地が世界遺産として輝き、人気の住宅街として今にその景観を伝えている。本書は、戦後建設の高層大団地におけるエコロジカルな都市改造にもふれ、ほかにルール地方の労働者団地、フランクフルトの近代的団地を訪ねた記録である。公団住宅に住む著者は、併せて都市機構が「団地再生」の名で進めているスクラップ・アンド・ビルド型事業を問い、異議申し立てる。
タイトル | 住宅団地 記憶と再生 |
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サブタイトル | ドイツと日本を歩く |
刊行日 | 2021年7月30日 |
著者 | 多和田栄治著 |
定価 | ¥2530(本体2300+税) |
ISBN | 978-4-7989-1713-9 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 208 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに
第1編 よみがえるドイツの団地を歩く
Ⅰ ルール地方―企業家と労働者住宅団地
Ⅱ フランクフルト・アム・マイン―エルンスト・マイと「ダス・ノイエ・フランクフルト」
Ⅲ ベルリン―ブルーノ・タウトと6 つの世界遺産団地
Ⅳ 戦後建設の巨大団地の再生
第2編 公団住宅の「団地再生」を検証する
Ⅴ 公団住宅の「建て替え」事業とは何だったのか?
Ⅵ 武蔵野緑町団地(武蔵野緑町パークタウン)
Ⅶ ひばりが丘団地(ひばりが丘パークヒルズ)
Ⅷ 高根台団地(アートヒル高根台)
Ⅸ いま都市再生機構がめざす「団地再生」とは?
あとがき
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