「東京一極集中」とは相異なる、地方に住む高校生の進学行動メカニズムの実態!
2000 年代以降、首都圏にある大学のキャンパス新増設が進むなど、学生にも「東京一極集中」が叫ばれるようになった。しかし、調査から見えてきたのは、地方から東京への大学進学者はむしろ減少傾向にある事実だった―。緻密なデータ分析によりこの要因を追究した本書は、「東京一極集中」の潮流に引き寄せられるのではなく、家族や学校など地元の引力により県内・圏域内の進学・就職後のU ターンを志望する地方在住高校生たちの姿を浮かび上がらせる。時代や社会状況に伴って変化する学生の進学行動原理を明らかにした気鋭の研究!
タイトル | 大学進学にともなう地域移動 |
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サブタイトル | マクロ・ミクロデータによる実証研究 |
刊行日 | 2022年2月15日 |
著者 | 遠藤 健 |
定価 | ¥3960(本体¥3600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1749-8 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに―ポストコロナにおける大学と地域社会を議論するために
図表一覧
序章 現代日本における進学移動研究の意義
第1部 進学移動の理論検討
第1章 進学移動研究の理論と方法
第2部 進学移動のマクロデータ分析
第2章 高卒就職・進学移動の時系列分析
第3章 首都圏における大学立地と進学移動の関係に関する分析
第4章 大学進学にともなう地域移動の時系列分析―地理的要因に注目して
第3部 進学移動のミクロデータ分析―福島県を対象に
第5章 地方における高校生の進路選択の特性と要因
第6章 大学進学にともなう地域移動における意思決定モデルの検証―蓄積効果に関するマルチレベル分析を中心に
終章 本書の結論と展望
補論 国立大学における大学進学にともなう地域移動
参考文献/資料(資料1.47都道府県の就職移動時系列データ/資料2.47都道府県の進学移動時系列データ/資料3.「福島県高校生調査」結果)
あとがき/事項索引/人名索引
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