ウトロ・強制立ち退きから居住権の獲得へ
第二次大戦中、軍需飛行場に動員された朝鮮人労働者の居住地区だった京都府宇治市の在日朝鮮人集落ウトロ地区。終戦後も、土地は在日朝鮮人コミュニティにとっての「共有財産」であった。チャンゴ(民族楽器)の聞こえるまち。強制立ち退き判決など様々な困難を乗り越え、複雑な事情の中マイノリティの「居住の権利」を実現させた市民運動の奮闘を克明に描いた「居住福祉新ブックレット」第3弾!
シリーズ | 居住福祉新ブックレット 3 |
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タイトル | ウトロ・強制立ち退きとの闘い |
刊行日 | 2022年4月5日 |
著者 | 斎藤正樹 |
定価 | ¥1320(本体¥1200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1752-8 |
Cコード | 1336 |
ページ数 | 144 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
ウトロで生き抜いた住民たち/はじめに/用語解説/ウトロ年表(1910~2021)
第1章 第1節ウトロの歴史/第2節在日一世オモニの証言/第3節ウトロの土地は誰れのものか
第2章 第1節立ち退き裁判/第2節国際人権法では/第3節「われら住んで闘う」ウトロ住民
第3章 第1節日本居住福祉学会第10回ウトロ研究集会
第4章 第1節ウトロ救済に向けて/第2節社会権規約(条約)の解釈の発展/第3節新しい住宅の完成を祝う/第4節日本居住福祉学会ウトロ研究集会(2019)
おわりに/参考文献
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