時代が変わっても揺るがぬ大学の使命を追求する―。
戦後の新制大学時代以降も、大学教員は研究業績をもって「資質」とされ、その教育者としての側面は長らく軽視されてきた。
本書では、早くから「一般教育」の重要性を唱え、カリキュラム改革や大学教員資質開発などの大学教育改革運動を主導してきた元ICU 学長が、その変遷を顧み、未来の大学教育の糧とした提言を行う。
時代を経てもなお変わらない、大学教育に課せられた歴史的・社会的使命の普遍性を浮かび上がらせた全国日本学士会アカデミア賞受賞記念寄稿を中心にまとめた秀逸作!
シリーズ | 東信堂ブックレットシリーズ5 |
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タイトル | 戦後日本の大学教育の回顧と展望 |
サブタイトル | 自分史と重ねて |
刊行日 | 2022年1月21日 |
著者 | 絹川正吉 |
定価 | ¥1100(本体¥1000+税) |
ISBN | 978-4-7989-1756-6 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 96 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
1929年生まれ。1955年東京都立大学大学院理学研究科修士課程(数学)修了。
1960年 Northwestern University より Ph.D. 取得。
国際基督教大学教授、同教養学部学長、同学長、同名誉教授、文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム」実施委員会委員長、日本私立大学連盟常務理事、大学基準協会理事、大学セミナーハウス館長、大学教育学会会長、日本高等教育学会理事、IDE 大学協会理事、新潟大学理事等を歴任。
はしがき
Ⅰ 戦後日本の大学教育の回顧と展望―自分史と重ねて
Ⅱ 「総合科目」再考
あとがき
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