シリーズ ひとおもい
タイトル ひとおもい 4
刊行日 2022年07月30日
著者 木田直人・鈴木 泉・乘立雄輝・松永澄夫編
定価 税込2970(本体2700円+税)
ISBN 978-4-7989-1786-3
Cコード C3010
ページ数 304
判型 A5
製本 並製

現代社会における新たな哲学的思索創造の試み―第4巻
「フィクション」や「リアル」とは何か、文学作品やBL、浄瑠璃など幅広い視野を持って考察する特集1。
ベンヤミンの技術論や禅、武芸に現れる「人に関わる技術」について新たな視角を示唆する特集2。
その他、エッセイ6点、論考2点を収録。

■特集1 フィクションを生きる
特集に当たって 川口茂雄
〈フィクション文学作品を読むことは論理的思考力を養わず、実用性がない〉とする説について 川口茂雄
生まれ変わること 木田直人
フィクションとリアルの切り結び―BLは女性たちに何をもたらしたのか―  谷口薫
人形とフィクション―和辻哲郎『歌舞伎と操り浄瑠璃』によせて― 馬場朗

■エッセイ1
文化のはざま㈠ 長井菜々子
戦争の思想について 高橋若木
私・内面性・救い 村瀬鋼

■特集2 人に関わる技術
特集に当たって 山口裕之
技術の範型 松浦和也
媒介する技術への転換 ―ベンヤミンの映画論における技術への問いを手がかりに― 柿木伸之
禅における修行の技術 古川周賢
真名本『曽我物語』と「武芸」―「(武)芸を施す」の意味をめぐって― 會田実

■エッセイ2
あることとないこと―誕生と死をめぐる経験から― 中真生
「観光」を旅する―思い出すことなど― 原一樹
教師の「役得」―授業準備としてのフィクション鑑賞とその逸脱―  村松正隆

■論考
約束について 伊多波宗周
共通性の把握が生み出すもの 吉田聡

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