人々はどのように生きてきたか――。
さまざまな時代・場所で多様な生活を営んできた人類は、その土地ごとに独自の文化や社会を築き、歴史を紡いできた。特に国民国家の誕生以降、歴史は細かく記録されるようになり、領域を治める政治的なものと表裏一体となった。3つの地域の具体事例に焦点を当てる第二部では、さまざまな理由から移民となった人々の生活のありようおよび戦いの歴史をみつめる。細かな歴史叙述とそれを眼差す哲学の視座から、「歴史から学ぶ」ことの新たな地点を示した一冊。
タイトル | 哲学の目で歴史を読む |
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サブタイトル | 歴史を知ることの無力感、それでも歴史を通じて知りたいこと |
刊行日 | 2024年7月 |
著者 | 松永澄夫著 |
定価 | ¥2640(本体¥2400+税) |
ISBN | 978-4-7989-1892-1 |
Cコード | 3010 |
ページ数 | 264 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
序―本書の趣旨・哲学の目で歴史を読む
第一部 歴史に関心を持つこと
第1章 歴史への関心と無力感
第2章 私が歴史に興味を持つ理由
第二部 三つの事例で考える
第3章 アカディア
第4章 ケベック
第5章 合衆国とルイジアナ
結び
あとがき
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