パイオニアの軌跡を新進気鋭の労働社会学者らが辿る!
労働社会学のテキスト作成や理論・調査方法の確立など、まさに先駆者としてわが国の労働社会学研究を率いてきた河西宏祐(1942-2017)。河西は、労働組合の持つ労使関係にとどまらない経営外的機能の役割を明らかにし、労働者を取り巻く周辺社会や生活にもいち早く視座を向け、わが国独自の「労働者文化」の本質を描き出した。労働と社会の間にある奥深い関係に対する河西の鋭い眼差しを辿った温故知新の一冊!
タイトル | 労働社会学者・河西宏祐と労働者の共同性 |
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サブタイトル | 「生活者としての労働者」の理論 |
刊行日 | 2024年2月 |
著者 | 松永伸太郎・永田大輔 |
定価 | ¥2970(本体¥2700+税) |
ISBN | 978-4-7989-1895-2 |
Cコード | C3036 |
ページ数 | 200 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 日本の労働社会学が直面する課題と河西宏祐
第2章 河西宏祐と労働社会学
第3章 河西宏祐の労働組合研究からみる研究者教育上の含意
第4章 河西労働社会学の別様の展開可能性
第5章 生活を捉えるための視点に向けて:社会学との接点
第6章 全体のまとめと今後の課題
参考文献/あとがき
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