ハーバード大学が開発した議論学習法の全貌!
歴史問題や科学政策といった政治的・社会的な論争問題について建設的な議論を行うことは、流動する時代情勢に柔軟に対応するためにも必要な能力であり技術であると言える。本書は、ハーバード大のドナルド・オリバー教授らが開発したカリキュラム教材『公的論争問題シリーズ』で描かれた法理学アプローチの理論的枠組を分かりやすく解説し、それを基に日本の中学・高校で実際に行われた授業実践の調査分析を通し、その効果の検証を具体的に示す。時間のかかるコンフリクトな熟議を通した学習の先にある、より深い民主主義の実践を意識した労作!
タイトル | 教室で論争問題を立憲主義的に議論しよう |
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サブタイトル | ハーバード法理学アプローチ |
刊行日 | 2024年6月 |
著者 | 渡部竜也著 |
定価 | ¥5500(本体¥5000+税) |
ISBN | 978-4-7989-1905-8 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 416 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
理論編
第1章 ハーバード大学『公的論争問題シリーズ』と法理学アプローチ
第2章 主権者育成における判例議論の重要性
第3章 法理学アプローチの今日的評価と課題について
第4章 社会科におけるトゥールミンモデル活用の実態とその功罪
調査編
第5章 法理学アプローチの教材開発と実践の実態
第6章 一部生徒による「論破」と「議論支配」の発生
第7章 一部生徒による「論破」「議論支配」問題克服のために教師は何ができるのか
第8章 議論において潤滑的な対話空間を生み出す生徒の修辞的発言/行為
第9章 教室に熟議をもたらすために出来ること
第10章 弁護士が法理学アプローチにもたらす貢献
あとがき/事項索引/人名索引
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