わが国初の奨学制度に関する本格的比較研究詳細な各国調査から浮かび上がるわが国の大学生支援制度の特質──比較的高額な授業料と給付奨学金の欠如、授業料の在学中払いと例外的な減免措置、有利子貸与奨学金の拡大等、日本の学生支援には、未だ恩恵の形を残し、教育機会均等がもたらす社会的経済的効果への認識不足を疑わせてはいないか? 公財政ひっ迫の中、絶えず制度の向上を図る各国の取組みを調査・分析し、わが国にも大きな示唆をもたらす本格的研究。
タイトル | 教育機会均等への挑戦 |
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サブタイトル | 授業料と奨学金の8カ国比較 |
刊行日 | 2012年10月01日 |
著者 | 小林雅之編著 |
定価 | 6800+税) |
ISBN | 978-4-7989-0144-2 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 496 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はしがき
序 章 高等教育の機会と学生に対する経済的支援
第1章 各国における学生支援制度と学生支援政策
第2章 日 本
第3章 アメリカ
第4章 イギリス
第5章 スウェーデン
第6章 ドイツ
第7章 オーストラリア
第8章 中 国
第9章 韓 国
第10章 奨学金の社会・経済効果
第11章 教育費の社会学
終 章 待ったなしの奨学制度改革
あとがき
索 引
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