就業経験者の高等教育学歴
再取得に関する初の比較研究
在職のまま、または職を辞して主に大学院で学歴を再取得する、本書が「流動モデル」と呼ぶコースを選んだ者は、「固定モデル」即ち就業未経験のまま大学院での学習者の卒業・就職者と比べ、学習への意識や成果、また大学や社会での評価にどのような差異があるのか―「流動モデル」者の比率が高い主要5領域の専門職大学院における調査に基づき考察を進めた本書は、総じて「流動モデル」者の知識・能力の向上を評価するとともに、現在の専門職大学院や労働市場の在り方についても的確な検討を加えた、わが国初の画期的研究である。
タイトル | 「再」取得学歴を問う |
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サブタイトル | 専門職大学院の教育と学習 |
刊行日 | 2014年09月04日 |
著者 | 吉田 文 編著 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1243-1 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 248 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序章 本書のねらいと分析の視点
第I部 流動モデルの効果
第1章 専門職大学院に通う学生のプロフィール
第2章 学知と就業経験の相乗効果を目指す経営系
第3章 職業資格取得に葛藤する法科
第4章 伝統的大学構造の桎梏をもつ法科
第5章 学歴取得の意味に惑うIT・コンテンツ系
第6章 資格か経験かが問われる教職
第II部 流動モデルの内部分化
第7章 「中小企業の経営層」という新顧客に開かれた経営系
第8章 マネジメント経験が活きる経営系
第9章 家族形成とキャリア追求の狭間にある女性
第III部 社会人の再学習の意味
第10章 労働市場との齟齬を抱える経営系
第11章 研究者養成機能を模索する法科
第12章 2 つの大学院制度に揺れる臨床心理系
終章 日本の流動モデルについてのインプリケーション
資料 専門職大学院の年次的傾向と推移
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