大学スポーツ暴走化の根源を斬る
アメフトはじめアメリカ大学スポーツの過熱化は、優秀選手への便宜供与等、不正・腐敗を生むばかりか、不正行為根絶を目指し設立された全米大学運動協会(NCAA)自体が、試合のTV放映権独占等、巨大な営利企業と化し、今や激しく批判を浴びている。本書は、これら事態の全てを鮮烈に描き出すと共に、暴走の根本原因・「スポーツでの活躍は大学に利益をもたらす」という、日本でも流布している幻想に経済学的分析のメスを入れた、わが国初の貴重な労作である。
タイトル | 暴走するアメリカ大学スポーツの経済学 |
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刊行日 | 2016年10月10日 |
著者 | 宮田由紀夫 |
定価 | ¥2860(本体¥2600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1384-1 |
Cコード | C1033 |
ページ数 | 298 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
はじめに
第1章 大学スポーツの歴史的発展―アメフトの誕生とNCAA
第2章 売手独占カルテルとしてのNCAA―テレビ放送をめぐる規制
第3章 買手独占カルテルとしてのNCAA―アマチュアリズムの虚像
第4章 大学スポーツの収支決算―直接的効果と間接的効果
第5章 NCAAのもたらす秩序―その維持と変化
おわりに―総括と日本への含意
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