- 世界美術双書
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各分野の第一線で活躍する研究者が、全力で書き下ろした美術史各論シリーズ。入門書としての平易で俯瞰的な概説と、最新・最深の研究成果の詳説が、無理なく調和して収められることをめざす。好評既刊10冊。
001 バルビゾン派 <井出洋一郎>
1993年刊 ISBN978-4-88713-172-9 C3371002 キリスト教シンボル図典(別巻) <中森義宗>
1993年刊 ISBN978-4-88713-175-0 C3370003 パルテノンとギリシア陶器 <関隆志>
1996年刊 ISBN978-4-88713-203-0 C3371004 中国の版画
――唐代から清代まで <小林宏光>
1995年刊 ISBN978-4-88713-225-2 C3371005 象徴主義
――モダニズムへの警鐘 <中村隆夫>
1998年刊 ISBN978-4-88713-267-2 C3371006 中国の仏教美術
――後漢代から元代まで <久野美樹>
1999年刊 ISBN978-4-88713-293-1 C3371007 セザンヌとその時代 <浅野春男>
2000年刊 ISBN978-4-88713-341-9 C3371008 日本の南画 <武田光一>
2000年刊 ISBN978-4-88713-347-1 C3371009 画家とふるさと(別巻) <小林忠>
2002年刊 ISBN978-4-88713-447-8 C3371010 ドイツの国民記念碑1813年-1913年
――解放戦争からドイツ帝国の終焉まで <大原まゆみ>
2003年刊 ISBN978-4-88713-499-7 C3371以下続刊
ゲイル・レヴィン、ジューディス・ティック 著
奥田恵二(静岡県菊川文化会館アエル館長) 訳
2003.12.30刊 243頁 A5判 横組
上製 3,200円(本体)
ISBN978-4-88713-513-0 C3070
- アーロン・コープランドのアメリカ
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一人を語ることで時代の全てが語られる
コープランド(1900-1990)はマラルメ、ピカソ、シェーンベルクらと並んで、そうした豊かな振幅に彩られた芸術家だった――絵画、文学、演劇、舞踏をはじめ、他の芸術分野との間の個人的交流や内面的な相互影響を通して、社会思潮に対する一音楽家の「順と逆」の軌跡を語り、20世紀アメリカの文化・社会動向を大観する。図版多数。
第1部 アーロン・コープランドのアメリカ(レヴィン)
形成期/外国での修業:パリのアヴァンギャルド/ジャズの影響/ニューヨークに地歩を固める/民主的語法の探求/文化の主導権争い/アメリカ芸術を求めて/メキシコ/政治的な関わり/外から課された単純さ/ビリー・ザ・キッド/都会的題材/政治的巻き返し/戦時中の作品/アパラチアの春/映画音楽の作曲/戦後の数年とその後/結びコープランドを撮る
第2部 アーロン・コープランドの音楽(ティック)
模索の年月/パリ/ニューヨークの現代人/政治的理想と実用主義/グラス・ルーツと国内戦線文化/冷戦近代派本書に登場する主な人々
チャールズ・アイヴズ/ジョージ・アンタイル/エドガー・ヴァレーズ/グラント・ウッド/ウォーカー・エヴァンズ/ジョージア・オキーフ/レオ・オーンスタイン/ヘンリー・カウェル/ジョージ・ガーシュウィン/リンカン・カースタイン/E・E・カミングズ/アレグザンダー・カルダー/セルゲイ・クーセヴィツキー/国吉康雄/ハロルド・クラーマン/マーサ・グラーム/ハート・クレイン/ホルジャー・ケイヒル/ジャン・コクトー/ルービン・ゴールドマーク/アーノルト・シェーンベルク/シーガー夫妻/エリック・ジョンズ/ラルフ・スタイナー/ガートルード・スタイン/アルフレッド・スティーグリッツ/ポール・ストランド/イゴール・ストラヴィンスキー/ルフィーノ・タマヨ/サルバドール・ダリ/カルロス・チャベス/エミリー・ディキンソン/スチュアート・デイヴィス/チャールズ・デムース/マルセル・デュシャン/エドウィン・デンビー/ヴァージル・トムソン/エリー・ナーデルマン/アーノルド・ニューマン/ドロシー・ノーマン/エズラ・パウンド/ルディ・バークハート/マースデン・ハートリー/レナード・バーンスタイン/パブロ・ピカソ/ウォルド・フランク/ナディア・ブーランジェ/トマス・ハート・ベントン/エドワード・ホッパー/ジョーゼフ・マッカーシー/ルイス・マムフォード/ジョン・マリン/ダリウス・ミヨー/ジョージ・プラット・ラインズ/セルゲイ・ラフマニノフ/ディエゴ・リベラ/マン・レイ/ポール・ローゼンフェルド